店舗内装

〜チェーン店の初号店のカタチ〜
らー麺『松竹道』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

らー麺『松竹道』(ラーメンショウチクドウ)

 

業態    :ラーメン店

坪数    :8坪

工期    :1.8ヶ月

ご依頼内容 :設計デザイン/ブランドディレクション/グラフィック/施工/家具製作/厨房機器調達

工事前状況 :不動産店舗の居抜き

所在地   :大阪市北区太融寺町

 

概要    :

 

既に飲食事業を数店舗展開されてらっしゃる方の新規ラーメン事業の初号店としての設計デザイン案件でした。

 

普段はチェーン店設計は苦手(既に色んなデザインが決まっていて価格競争になりがちで、リソース上勝ち目がないから)としてますが、ここから店舗展開を始める初号店でブランドディレクション含め今後の起源になる全てのデザインに携(たずさ)わらせて頂けそうだったので全力で入り込ませて頂きました。

 

ロケーションは大阪有数の好立地『太融寺町』のしかも扇町通り沿い。
売れて当たり前の場所であり、一方で色んなコンテンツが乱立し競争も激化する場所でもある繁華街。

 

そこでいかに目立ちながらも街に馴染み、一見にもリピーターにも愛されながら末永く売れ続けるお店とはどんな店であるべきか。
そこにお施主さんの『松竹道』というサービスの個性・特徴・独自性をプラスしたらどういうアウトプットが相応しいのか… これが今回のミッションでした。

 

・元高級フレンチのシェフが開発した大衆料理の王様であるラーメン
・ある程度の今っぽさは要るにしてもあくまで多店舗展開を視野に入れたデザイン
・いわゆる『大将』がやってるっぽいこだわり店感は不要
・予算は◯◯◯万でやりたい

 

これらのお題に対して『事前設計された各所サインと素材感』という回答を出して設計デザインを進めました。

 

大衆料理店となると店内外のサインが多くて然りだと思います。
個店さんだと営業が進むにつれ自作のPOP(小型ポスター)がドンドン増え、良くも悪くもそれが雰囲気だったりします。
一方チェーン店だと流石の経験値でもって掲示するべきサインが事前に決まっていてソレ含めの設計をするから時間が経ってもオープン時から大きく店装が変わらない。

 

また素材選択の面では、個店さんは無垢材中心で素材感を通じた美味しそうの演出が多く、チェーン店では様々なコンプライアンスにより化粧材による構成をやむなくされる。

 

これらを利用し、チェーンの整備された感と個店の造り込んだ感の合わせ技…というトコロを狙ってデザインしました。
ファサード庇上の看板とビル袖看板は既設だったモノをそのまま流用しています。
これをご覧になっている方に『味へのこだわりが強そうなチェーン店』みたいな感じが伝わっていたらイイなと思いますがどうでしょう…^^;

 

無事オープンを迎え、オーナーさんとファサード前で営業中の店舗を眺めながらの会話の中で『頼んで良かったです』…と最高の賛辞を頂きました。
家に帰ってまだ寝てなかった下の娘に『今日、工事してたラーメン屋さんのオープンだったんだけど、オーナーさんに◯◯って言って貰えたわ…』って言い終わる前になんか泣いてしまって、ソレ貰っちゃう娘 笑

 

ここに書く内容じゃないカモですが、その瞬間の為にやってる訳ですのでその機会を頂いたお施主さんに感謝したいと思います。

 

 

2022年2月20日竣工

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